志 こころざし 01

4月に以前からファンだったお二人の女性の方にお話を伺うことが出来た。

一人は、ネパリ・バザーロの土屋春代さん。
ネパリ・バザーロは、ネパールを中心としたアジア諸国で、企画・開発を行い、現地での就業の場の拡大を目指す活動を、まだフェアトレードやソーシャル・アントレプレナー社会起業家)と言った言葉が浸透していない1992年から横浜で活動をしているIFATに所属したフェアトレード団体です。
丁寧に時間をかけながら、現地の人びとを指導し続けるその姿勢は、ソーシャル・アントレプレナーの鏡。

IFAT(International Federation for Alternative Trade)
開発途上国の立場の弱い人びとの自立と生活環境の改善を目指す世界中のフェアトレード組織が1989年に結成した国際的なネットワークで、欧米や日本の輸入団体と、アジア、アフリカ、中南米の生産者団体、合わせて約70ヶ国350団体が加盟。

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もう一人は、今人気のアートディレクターで、博報堂を退社し昨年5月からgoenを立ち上げた森本千絵さん。青山の事務所は、インテリアも含めて(本人はこういう表現は好まないかも知れないが)、まさに「森本ワールド全開」。
何気ない会話の中でも、「クリエイティブに対する」強い信念。「どうすれば面白くできるか、どう発展できるか」と常にクリエイティブな思考で頭が回転している気配。
仕事も200%のエネルギーを出し続けている感じを受けました。

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お二人が仕事とされていることは、違う分野ですが、共通して感じるのは、「志」。

辞書(大辞林)で「志」を検索すると
1.ある方向を目ざす気持ち。心に思い決めた目的や目標。「―を遂げる」「事、―と異なる」「―を同じくする」「青雲の―を抱く」
2.心の持ち方。信念。志操。「―を高く保つ」

お二人ともまさに言葉の通り。

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21世紀の日本は、こうした「志」で動いていくんだとある意味「安心」。
これからも、「志」を持つ方を訪問していきたいと思っています。

PORSASblogより転記